防災の観点からシェア・レンタルオフィスを選ぶ

2023年11月8日

9月1日は「防災の日」 11月5日は「津波防災の日」「世界津波の日」と、秋は防災について意識が高まる時期です。

レンタルオフィス・シェアオフィスを探す際に、大切な従業員を守るため、また、物的被害を抑えるために防災設備等についてチェックする方も多いと思います。

そこで今回は、オフィスにおける災害対策についてご紹介いたします。

オフィスの「中」における対策

①オフィス家具の固定
地震が発生した際、オフィス内の家具が倒れて怪我をする場合があります。
大きな家具を置く場合は、家具を固定する耐震器具を取り付けておきましょう。

L字フックや突っ張り棒などの他、オフィス内に複合機を置いている場合は耐震バンドなどで固定しておきましょう。
パソコンなどの精密機器が地震で落ちて破損となると、データの損失や買い直すためのコストなど被害が大きくなる可能性があります。
粘着マットやストッパーなどで固定する、データのバックアップをこまめに取るなど、事前に対策を講じておくことが大切です。

②備蓄品・防災グッズの準備
備蓄品は、従業員1人あたり3日分を準備しておく必要があると言われています。
飲料水・食料の他、簡易トイレ・毛布・懐中電灯・救急セットなどを準備しておきましょう。
特に飲食物については期限切れなどが起こりやすいため定期的にチェックし、買い替えを行うようにしましょう。

オフィスの「外」における対策

①耐震性の確認
建物を建てる際、建築基準法によって耐震基準が設けられています。この基準に満たない建物は建築することができません。
耐震基準は1981年に大きく改正され、改正以前の基準を旧耐震基準、改正以降の基準を新耐震基準と呼んでいます。
新耐震基準のオフィスビルを探すことが望ましいですが、旧耐震基準以前に建てられた建物であっても耐震補強工事がなされることで一定の耐震性が保証されている場合もありますので、確認しておくと良いでしょう。

②ハザードマップの確認
ハザードマップとは、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものです。
国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」で検索できます。
オフィスの所在地がハザードマップに指定されていないか確認しておきましょう。

③消防設備
万が一火災が起こった際、スムーズに対応できるかどうかは非常に重要なポイントです。
消火器の設置場所などはもちろん、防火壁かどうか、防火扉の位置なども細かく確認しておきましょう。
また、オフィスビルの防災設備点検の頻度や避難訓練の有無なども確認しておくと安心です。

久屋大通パムス&パークオフィスでは、エントランス入口付近やエントランス内などに消火器を設置しています。
ご入会の際、会員様には必ず消火器の場所を確認いただき、非常時にすぐに使用ができるようご案内をしております。

また、オフィス内に設置してある火災感知器の点検や、火災警報及び非常放送の鳴動試験など消防設備等の点検を定期的に行っています。

④避難経路
レンタルオフィス・シェアオフィスの場合、1フロアに多くのオフィスが隣接しています。
避難経路を事前に確認し、オフィス内の導線確認を含めフロア内・ビル内でもスムーズに避難できるよう必ず確認しておきましょう。

久屋大通パムス&パークオフィスでは、ご入会時、避難経路の確認を行っています。
地震や火災が起きた場合、エレベーターの使用は推奨されないため、非常用階段の位置などを確認します。

災害用伝言ダイヤル(171)についてもご案内しております。
災害用伝言ダイヤル(171)とは、災害の発生により被災地への通信が増加し、繋がりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板のことです。
電話番号をキーとして安否等の情報を音声情報として蓄積し、録音・再生できるボイスメールのようなものです。

また、2012年8月末より災害用伝言板(web171)の提供も開始されています。
こちらは、インターネットを経由し、電話番号をキーとして伝言情報(テキスト)を登録できます。登録された伝言情報は全国(海外含む)から確認できるしくみです。
さらに、災害用伝言ダイヤル(171)に登録されたメッセージを確認することもできます。

さらに、実際にオフィス内にいるときに災害が起き避難が必要となった場合、自宅付近ではないから土地勘がない、という方もいらっしゃいます。
このような事態に備え、オフィスパークではご入会時にオフィス付近の徒歩帰宅支援マップ・避難所マップをお渡ししております。
ご自身でも確認したい場合は「名古屋市 徒歩帰宅支援マップ」「名古屋市 避難所マップ」などで検索していただきますと、地区ごとのマップが出てまいりますのでご覧ください。

会議室やレンタルオフィス・シェアオフィスを選ぶ際、立地や金額などを考えることはもちろんですが、防災の観点から会場やオフィスを選ぶことも大切です。

皆さまに安心してお使いいただけるようご案内をさせていただきますので、もしご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

久屋大通パムス&パークオフィス

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